【書評・要約】『日本再興戦略』今後の世界に日本がどう対処するか

読書


日本再興戦略 (NewsPicks Book)

この本の概要:
“テクノロジーによってこれからの世界はどのように変化していくのか”
“日本はどのように対処すべきか” について語る

 
私は筆者の落合 陽一さんについては全然知らなかったのですが、この本はよく書店でも見かけていましたし、話題作なんだろうな~と思っていました。
それが、まさかの Kindle Unlimited で無料ダウンロード可能!?
これは良い機会だ!ということで、読んでみました⊂( *·ω· )⊃


“これからの世界がどうなっていくのか”を考える上で、避けては通れないのがテクノロジーについてですよね。
筆者は、

  1. 機械化と省人化が進み、
  2. デジタルネイチャーの時代が来る

と述べています。
ん…? デジタルネイチャーってなんぞや r(・x・。)?

人、Bot、物質、バーチャルの区別がつかなくなる世界のことです

ほほう。一見すると、そんな世界本当に来るのか!?と疑わしく感じてしまいますが、既にCGと実写なんて区別が付きませんよね。
昔は造花なんてのも無かったんでしょうけど、今や当たり前に使われています。
そう考えてみると、きっと、こんな感じで少しずつデジタルネイチャーな世界へと変わっていくんだろうな~と想像できます。

じゃあ、私的神ゲーの1つ Detroit: Become Human における冒頭部分の、水槽から出て苦しんでいる熱帯魚、私が”生きている”魚だと思ったアレは、本当は…?

 
機械化と省人化について書かれた箇所は「特筆すべきこともないかな~」なんて思いながら読んでいたのですが、

人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由

という段落を見てびっくりしました。
人口減少・高齢化で日本はヤバい!という話ばかり聞いてきたので、これを肯定的に捉える意見があるとは…!

その3つの理由とはコチラ ↓

  1. 仕事を機械化しても暴動などが起こらない
  2. 他の国が高齢化する前に機械化などの実験ができ、その仕組みを輸出できるようになる
  3. 子供が少なくて貴重だから大切にしようという流れになり、教育コストを多くかけられるようになる

んんー、なるほど。確かにこういった視点から見れば人口減少・高齢化も利点と言えるのかもしれません。
でも…機械への置き換えって、そう上手く進むかなぁ?
新しいものは胡散臭い、テクノロジーなんて怪しい…そんな声に押されてなかなか実現しないのでは?

そこで、筆者は”日本はどのように対処すべきか”という点において、
教育・意識改革が重要だと述べています。

大量生産と無個性を生む今の教育や社会は、既に時代遅れになりつつあります。
今は目まぐるしくテクノロジーが進歩していく時代。
決められた作業が得意な機械とは、差別化を図る必要があります。

つまり、

  • 個性がある
  • テクノロジーとの親和性が高い
  • リスクが取れて、モチベーションを上げられる
  • 柔軟に行動できる

こういった人間を目指すよう、教育していくべきだ、というわけですね。
ふむふむ、なんとなく分かったぞ! …で、具体的にはどうすればええの(o・ω・o)?

  1. 今できること・やるべきことをやろう!
  2. 複数の職業に就こう!
  3. 金融的投資能力を高めよう!

技術革新の速度が人間の学習スピードより速いため、「将来的にこうなるから、こうしよう」といった予測をすることは不可能。
だから、今できることをやるべきだ、というわけですね。

よし、じゃあブログはこれからも頑張っていこうかな! 今できること、だもんね。複業にも繋がるし、一石二鳥!w
投資もやってるし、ええ感じやん?(゚ー゚)


感想:[満足度 ★☆☆☆☆]

正直、ここまで読んでくださった方は、この本はもう読まなくていいです。

主張や考え方は沢山出てくるのですが、その考えに至った経緯や根拠が書かれていない部分が多すぎるのです。
真面目に読んでいると腹が立ってくると思います…

だって、いい歳した大人が書いた文章として、こんなのありえます!?!?

欧州人は意外にも頭がすごく固いところがあってフットワークが重いので、あまりイノベーションには向いていません。

シリコンバレーは米国ですが、米国一般のロジックで動く場所ではありません。それはこの前の大統領選挙の結果からも見てとれます。
シリコンバレーのあるカリフォルニア州では、トランプは圧倒的に不人気でした。しかし、リアルな米国とは、トランプを選んだ米国です。
シリコンバレーとは、米国にありながらも、米国平均とは別のロジックで動く場所だと思ったほうがいいのです。

完全に思い込みィ!!(・ω・;A)フキフキ
これだけじゃなくて、一冊を通してずぅっとこの調子ですからね…

この本はおそらく、インタビューをそれっぽく繋げて書籍という形にしただけのものなんでしょう。
何が言いたいか全然分からない文章で書かれているので、要約を作るのがとても大変でした。雑誌を眺める感覚で読み流す方が良かった…

まぁ、読者に分かりやすく説明しようという気は全く感じられないですね。(代わりに筆者の自己顕示欲は感じますが…)
なので、この本を読んで、「彼は何が言いたいんだろう、理解できないのは修行が足りないからなのかな」などと思い悩む必要はありません!

私は本業で家庭教師をしているので、
子供にも分かるように説明できるのが本当に賢い人やと思うんですよね。
人に分かりやすく説明できないということは、自分でも分かっていないということ。
筆者は自分が何を言いたいのか分かっていなかったのではないでしょうか。

 
最後に、もう一つ彼の言葉を引用して、終わりにしたいと思います。

よく考えて、意味がわかる言葉でしゃべることは、英語を勉強することよりも重要になります。
話し言葉にしろ、書き言葉にしろ、機械翻訳がちゃんとできるよう、伝わりやすい表現を心がける必要があります。

おまいう。  *お前が言うな、の意。
お粗末様でした!


日本再興戦略 (NewsPicks Book)

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